・樹脂は硬化剤を入れて固める
FRPは樹脂を含浸(がんしん)させて固めて、型に沿った形に成形します。
ではなぜ、樹脂を含浸させると固まるのでしょうか。
樹脂単体では、時間が経っても固まりません。
そこに硬化剤を混ぜることで化学反応を起こし、その結果初めて樹脂が固まります。

・硬化剤を混ぜる量は数%
固まるまでの時間は硬化剤の入れる量によって変わりますが、1~2%の量でおよそ1時間を目安にしています。
しかも、いつも同じ量で樹脂を用意するのではなく、季節や温度や湿度などその日の環境に応じて硬化剤を混ぜる量を調整しています。
・FRPの成形作業はスピードが大事
硬化剤を多く入れてしまうと、成形が間に合わずにいびつな形で固まり、成形不良となる危険性が高くなってしまします。
また少なく入れてしまうと、作業はしやすいですが、うまく固まらない硬化不良を起こす危険性が高くなりますし、次の作業に移るまでの時間も長くなり、作業効率が落ちてしまいます。
よってFRPの成形作業は、樹脂に硬化剤を混ぜてから素早くかつ丁寧に行わなければなりません。
FRP漁船を造る上で基本的な作業ではありますが、日々工夫しながら作業を進めています。








